細田二話目「禁断のトイレ」

＜発生条件＞

男主人公で細田を二話目に選択する


＜あらすじ＞

流れないうえに、入った者は必ず気分を悪くするという禁断のトイレ。
細田は日野に頼まれ、そのトイレを調査することにした。
するとそこには男子生徒の霊が・・・。

男子生徒の霊は生前、妹を目の前で送迎車にひき殺されてしまい、
犯人を捕まえる為に送迎車に乗っていた生徒を探し出そうとしていた。
しかし発見されることを危惧した犯人の生徒によって毒殺されてしまう。
以後、彼はトイレの自縛霊となってその場で犯人を捜し続けていたという。



＜感想＞

細田友晴「坂上君、何を震えているんだい?
ｍ　　　　　いっただろう、僕は悪くないんだって・・・。」


この話は大筋一通りの話のみで構築されており、分岐は４通りと少ないです。
しかも、うち２つは話が途中で終わってしまうので注意が必要です。
なので、いろんな展開を期待する人には物足りないかもしれません。
しかし日野さんの性質・細田君の粘着性・独特の恐怖を
上手に表現している話なので個人的にはお気に入りの一つです。

話が進んだ場合、細田君は霊に犯人の生徒を殺して欲しいと頼まれます。
「そんなことはできない」と断ると、細田君は無理やり殺人をさせられます。
はた迷惑な霊は成仏しますが、残された細田君は死体を処理することに。

不本意ながら殺人と死体遺棄をするハメになってしまった細田君。
坂上君はそんな彼に恐怖を感じるのでした。

うーん、でも私もこれは怖いなぁ～と思いましたよ（´・ω・｀）
殺人や死体遺棄をしたことじゃなくて、それを人様に臆面もなく言える精神がね。

福沢一話目「不思議な友達」

＜発生条件＞

福沢を一話目に選択する。


＜感想＞

元木早苗「おじいちゃんもいるんだよ。
ｎ　　　　　 それから、お父さんのお姉さんや、お母さんのお父さんや、
n           いろんな人が私の中にいるんだよ」


恐怖話というよりは早苗ちゃん紹介のお話。
Sではエクトプラズム以外にも多くの分岐があり、
早苗ちゃんが死神になったり吸血鬼になったりと大変そうです。

早苗ちゃん大活躍なこの話ですが、彼女の可愛らしさ、恐ろしさなど
様々な一面が覗けるおいしい話でもあります。
特に隠しシナリオ「早苗は僕の婚約者」といろんな意味でリンクしている
ので、早苗ちゃんファンは是非全分岐制覇にチャレンジを（・∀・）ノ

新堂六話目「呪いの本」

＜発生条件＞

男主人公で新堂を六話目に選択する。

＜感想＞

坂上修一（自分の身を守る為に、相手を眠らせる・・・。
ｎ　　　　　　かよわい女性の発想なんて、その程度のものなんだろうか？）

ｍ　　　　　
ｍ　　　　　「試してみろよ」と呪いの本を薦めてくる新堂さん。
ｍ　　　　　その本には、殺され、自らを守る手段を持たなかったことを悔んだ
　ｎ　　　　  歌姫の念がこめれており、歌を歌えば相手を眠らせてしまう。
ｍ　　　　　呪い、というわりにはあまり怖くない効果を疑問に思いつつ
ｍ　　　　　（銀行強盗を目論み）効き目を試すことにした坂上君。
ｍ　　　　　本を抱え、実際に歌ってみるのだった。

ｍ　　　　　しかし、殺された人の念がそんな生易しいもののはずがなく
ｍ　　　　　眠りは眠りでも永遠の眠りだったとさ・・・。


新堂七話目「殺人クラブ」の前哨戦となる六話目。
新堂さんの頼みに対する返答で、主に三つに分岐します。
中には愛の言葉ルートのようにギャグともとれる分岐も。
しかし、どんな選択肢でも最後には殴られ縛られてしまいます。
（ゲームオーバーは除く）

七話目との繋がりを考えると、最期の詰問が最もふさわしいかもしれません。
しかし個人的に六・七話目の新堂さんのキャラに（´・ω・｀）しょぼーんなので
歌姫の呪いルートを記事の主軸にしました。

歌姫の呪いは、歌を聴いた人が自分で
自分の頭をぶつけ続けるようになるというもの。
最後には坂上君自体が呪いの餌食になりますが、
どうやら頭を打つことが快感になるらしいです。

呪いだならもっと効果的なものもアリだろうし、
相手の命を奪うだけならそんな回りくどいことをする必要はないはず。
なのに「頭をぶつけさせる」という方法なのは何か意味があるのでしょうかね。

もしかしたら、歌姫自身の死因が頭をぶつけることに関係したのでしょうか?
それともそれほど恨みが深いとか?　いずれにしても、
歌姫に起こったことは想像以上に酷いことかもしれないと思いました。

VNV版 飴玉ばあさん

～収録作品～
アパシー　学校であった怖い話１９９５　Visual Novel Version　新装版


＜感想＞

坂上修一「ぷっ・・・あはははっ！！
ｍ　　　　　裏切り?　作り話?
ん　　　　  そんなの全部あなた方に返してあげますよ！」


岩下さんが語る飴玉ばあさん。
短編ながら全エンディング数１５とかなりボリュームがあります。
どれか一つベストを選ぶとしたら、やはり坂上君覚醒エンドかと（´ω｀）

坂上君が語り部達に取り囲まれたときは
「嗚呼、また坂上君死亡エンドなのか（´・ω・｀）」
と諦めかけていたですが・・・最後の最後でどんでん返しを決めてくれました！

手を下すのは飴玉ばあさんながら、坂上君の腹黒いセリフがツボでした。
特に「ギブ・アンド・テイク」の言い回しはすばらしい！
VNVでは坂上君ばかりが酷い目に遭い、少し悶々とした気分になっていたので

「いいぞいいぞ、もっとやったれ（・∀・）ノ」

とか言いながら観ていました（ひでぇ）
　　　　

新堂七話目「殺人クラブ｣

＜発生条件＞

男主人公で新堂六話目をクリアする。

＜感想＞

坂上修一「・・・呪いたければ、呪うがいいさ。
ｖ　　　　 　僕は、お前の呪いなんか怖くない。
ｍ　　　　  お前のおかげで、強く生きる自信がついたから。」


個人的に全ストーリー中最もクリアが難しかった殺人クラブ。
第八の敵「時間」との戦いの緊張感が格別でした。

主人公を含めた登場人物達の狂いっぷりが必見です。
ただ坂上君の豹変は、当然といえば当然なので一緒にしては可哀想ですが(汗

上はグッドエンド時の坂上君のセリフです。
いろんな名ゼリフがありますが、管理人はこれが一番好きです（´ω｀）

なお、殺人クラブは他の七話目と違い
死亡するとクリア扱いにならずゲームオーバーになります。注意されたし。