細田一話目「トイレの手」

＜発生条件＞

細田を一話目に選択する

＜感想＞

細田友晴「トイレから、たくさんの手が伸びていたんだ。
ｍ　　　　　おいでおいでをするように、なん十本というたくさんの手が、
ｍ　　　　　トイレから出ているんだよ。」


細田君が語る一話目は、受験中に遭遇した怪奇の話。
トイレから現れる手と、受験中に知り合った中野君が話のメインとなります。

この話の特徴を一言で表すなら、
「気持ち悪い」　でしょうか（´ω｀；）
無数の手が現れる場面は、本当に少し気持ち悪くなりました。

手の怪奇に遭遇した細田君の行動が主な選択肢になるのですが
やたらと「中野君を見捨てる」選択が多いのは笑いました。
そんなに細田君を悪い奴に仕立て上げたいのでしょうかｗ

分岐が多いのもこの話の特徴で、ＥＤ数は全部で十一です。
しかしそのうち中野君が生還できるＥＤはたった一つだけ・・・哀れ。

＜血文字＞

ｍ　　　　細田君
ｍ　　　　どうして助けてくれなかったんだ　一人で逃げるなんてずるいよ
ｍ　　　　僕は殺されてしまった　苦しかったよ　苦しかったよ・・・
ｍ　　　　どうして僕だけがこんな目にあわなければならないんだ
ｍ　　　　僕は君を呪うよ　呪ってやる
ｍ　　　　簡単には殺さない　ゆっくり殺してやるんだ・・・
ｍ　　　　逃げられないよ　いや、絶対に逃がさない
ｍ　　　　君はこの学校から離れられない
ｍ　　　　君がここを卒業する時、君は死


中野君のことが気になり、トイレを調べることにした細田君。
調べている最中、細田君は個室に閉じ込められてしまう。
そこには・・・。

いやぁ・・・怖かった怖かった（´∀｀；）
不気味な血文字が画面にまで現れるんですもの。
無数の手とは違った怖さがありました。

中野君に呪われた細田君は毎日
少しずつ首を締め付けられているとこのこと。
このままでは卒業するまでに本当に死ぬかもしれないそうです。

うーむ、細田君を呪い殺したい気持ちはよく分かるけど
少しずつ首を絞めるというやり方がまた陰険ですな（・ω・｀）
なぶり殺しにされるほどのことを、細田君はやったのだろうか・・・?

恨みは理屈じゃない、ということなんでしょうか。



＜この世の忘れ物＞

中野君「僕一人で行くのは寂しいからね
ｍ　　　　それで、僕は友達を連れて行くことにした。
ｍ　　　　つまりこのトイレに忘れ物をしたのではなく、
ｍ　　　　この世に忘れ物をしたんだ。
ｍ　　　　友達という忘れ物を。」


中野君は無事だ、と思い込むことにした細田君。
そんな彼の前に大量の手にさらわれたはずの中野君が現れるのだった。

中野君はトイレの穴に無理やり引きずり込まれた模様。
骨が砕けただの、股の関節が砕けただの、
話や効果音が妙に生々しくてイヤーでした(´；ω；｀)

うーむ、出会ったばかりの細田君を友達・・・か。
気さくというか、なんというか・・・（´ω｀；）

まあ友達の定義は人によって違うから、どうとも言えないけど
中野君って、結構細田君に性格が似ていると思いました。
もし無事二人とも入学できていたら、仲良しになれただろうなあ。


～道連れ～

細田友晴「僕はお前なんかの友達じゃないぞ。
ｍ　　　　　ただ話し相手がいなかったから、一緒にいただけだ。
ｍ　　　　　それをお前が勘違いしているだけなんだよ。
ｍ　　　　　お前なんか友達でもなんでもない！！」


一人で逝くのがイヤで、友達(細田君)を道連れをにしようとする中野君。
細田君はそんな中野君に突き放した言葉をかけることで、助かるのだった。

細田君曰く、上のセリフは「本心ではなかった」らしいです。
でも中野君が死んだことや逃げたことに関して後悔がないようなので、
細田君にとって、それほど重要な人ではなかったのは確かですね。

いつもだったら細田君にキツイ事を言う管理人ですが、
今回はそれほど酷い話だとは思いませんでした（・ω・）
中野君には気の毒だけど、これは不可抗力だと思うからです。

余計なことをしたり、恩を仇で返したりする意味で人を嵌める・裏切る、
とかそういう話だと
「はあ・・・(´Д｀ )」
って気持ちになりますけど、今回の話は自己防衛ですからね。
こういう時にまで他人や友達を助けようとするって
普段から余程の覚悟も持って生きている人じゃないとできないと思うですよ。

ただ何となくいる程度の関係なら、いざという時は
上の細田君のセリフみたいなことになるのでしょし（・ω・｀）
ましてや思い入れのない人に命を張るのは難しいと思います。
(少なくとも私には無理です。)
大切だと思う人が相手のときでさえ、
ここぞという時に行動するのは難しいのだから。

もっとも、見捨てられた側には承知できないことだろうけど。

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簡潔フローチャート

１トイレに入る----------------＞逃走ルートへ
２我慢する-------------------＞危ないトイレルート
３他のトイレを探す-----------＞中野君の恨みルート


－逃走ルート－
１中野を振り払い逃げ出す------------＞手の感触
２中野を引っ張って、一緒に逃げる---＞１中野を助けに戻った---＞ところてん
Ｍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２中野を見捨てて逃げた---＞顔の痣


－危ないトイレルート－
１さっきのトイレに行く--------------＞☆へ
２他のトイレに行く---＞１例のトイレを見に行った----------------------------
Ｍ　　　　　　　　　　　　　　２気にしないことにして会場に戻った----------------


---＞１よくトイレの中を探す--------------＞顔
Ｍ　　２他の場所を探す----------------＞☆へ

---＞☆１トイレに入る--------------------＞１ぜひ聞きたい---＞全部のトイレ
Ｍ　　　　２トイレに入らなかった---＞消滅　　２聞かなくていい---＞見分け方



－中野君の恨みルート－
１助けに戻った--------＞仲間入り
２逃げ出した-----------------------＞１調べる------------＞血文字
３先生を呼びに言った---＞くすぐり　　２やめとく-----------＞この世の忘れ物