福沢一話目「不思議な友達」

＜発生条件＞

福沢を一話目に選択する。


＜感想＞

元木早苗「おじいちゃんもいるんだよ。
ｎ　　　　　 それから、お父さんのお姉さんや、お母さんのお父さんや、
n           いろんな人が私の中にいるんだよ」


恐怖話というよりは早苗ちゃん紹介のお話。
Sではエクトプラズム以外にも多くの分岐があり、
早苗ちゃんが死神になったり吸血鬼になったりと大変そうです。

早苗ちゃん大活躍なこの話ですが、彼女の可愛らしさ、恐ろしさなど
様々な一面が覗けるおいしい話でもあります。
特に隠しシナリオ「早苗は僕の婚約者」といろんな意味でリンクしている
ので、早苗ちゃんファンは是非全分岐制覇にチャレンジを（・∀・）ノ

＜エクトプラズム＞

元木早苗「・・・怖がらないでね。
ｍ　　　　　玲子ちゃん、いいお友だちだよ。
ｎ　　　　　 これからも、お友だちでいてね」


おそらく最も王道と思われる分岐。
この場面だけ見ると、早苗ちゃんは特異体質なだけで
人畜無害な可愛らしい子に見えますね（´ω｀）

Sでは福沢さんと早苗ちゃんは仲良しだそうですが、
アパシーシリーズでの早苗ちゃんとの親友の立場は倉田さんになり
福沢さんとはむしろ因縁の宿敵みたいな関係になっています。
（もっとも、それはアパシーシリーズにおける福沢さん・早苗ちゃん
の多少の性格の変化も関係あるかもしれませんが・・・。）

先天的特異体質だった彼女にとって「友達」というのは重要テーマでしょうし、
早苗ちゃん好きな管理人としては、アパシーシリーズにおける
福沢さんと早苗ちゃんの因縁の内容を早く知りたいです。



＜ケツという名のアイドル＞

元木早苗「ケツはね、これからずっと私の中で生き続けるの。
ｍ　　　　　これからは、私のためだけに歌ってくれるのよ。」


個人的に印象深かった分岐は「私の中で」と「助ける為」にでしょうか。

「私の中で」は大好きなアイドルを自分の物にする為に、
「助ける為に」はファンの暴走で死の淵に立たされたケツを助ける為に、
ケツの魂を自身の口の中に入れる、と言う話です。
前者は完全に身勝手な理由で人の魂を抜いた（殺人）ということになりますが
後者は彼女なりの方法でケツを助けた、という点で異なります。

前者の話の恐ろしさは言うまでもないでしょう。
しかし私としては、後者の話にも前者のそれとはまた異質の恐ろしさを感じました
なにが恐ろしいのかというと、「魂を自分の口に収める＝助ける」
という理屈が彼女にとっては当たり前だということです。

ケツの場合は偶然良かったかもしれないけど、それは結果論であり、
もしかしたら本人はそんな死後を望んでないかもしれない。
実行前にそれを確かめる手段はなかったのだから。

「私の中で」の恐ろしさが好きな人は独り占めする「ヤンデレの恐怖」なら
「助ける為に」の恐ろしさは「独断的善意の恐怖」でしょうか。
（うーん、うまくいえない・・・（´・ω・｀））

なお、これらの恐ろしさは、「早苗は僕の婚約者」のとあるバッドエンドで体感できます。



～じゃあ、私が吸血鬼でもいいんだ～


福沢玲子「よかった、ちょうどおなかがすいてたの。
ｍ　　　　　 坂上君、ご馳走してくれるかな?
ｎ　　　　　  もちろん、血のことだよ。
ｍ　　　　　心配しないで、殺したりしないから。
ｎ　　　　　  目が覚めたら皆、仲間だよ。」


「不思議な友達」では、話が終わる前に
「この話信じられる?」と質問されることがあります。
信じないor何とも、と答えると福沢さんがすねて
話が中途半端に終わってしまうことも・・・。
なので、最後まで聞きたかったら信じると答える必要があります。

しかしこの吸血鬼分岐だけは別で、信じると答えると
「私が吸血鬼でもいいんだね」と言い出し、
主人公自身も吸血鬼にされてしまいます。
（もちろんゲームオーバーです。）

『皆』ってことは他の語り部達も吸血鬼にされてしまったのでしょうかね?
風間さんあたりは案外平気で吸血鬼ライフを満喫しそうです（´ω｀）

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簡潔フローチャート


１声をかける---------------------------------＞１声をかける----＞ろくろ首
２そっとしておく-＞「命を吹き込む紙」ルートへ　 ２放っておく----------------
３先生を呼ぶ（１と同じ）

-----＞１逃げる----＞とりつかれた福沢さん
q       ２駆け寄る----＞どちらでも可----＞１信じる---＞付き合いたいの?
m                               　　　　　　　　　 　２信じない＞☆おばあちゃんの警告
ｍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ３何とも---＞悪戯されるかも




～「命を吹き込む紙」ルート～


１『決』って意味でしょ-----------＞１早苗ちゃんを起こす----------------------
２『お尻』のことでしょ（１と同じ）　   ２立ち去る----＞魂を吹き込まれたベッド
３確かそんなアイドルが・・・-----＞ケツという名のアイドルルート

----＞１探しましょう---＞イスから落とされる
ｍ　 　２やめましょう---＞主人公のポケットに・・・



～ケツという名のアイドルルート～

１教室-------------------------------------------------------------------
２屋上--------------------＞１死神が現れた---------＞早苗ちゃんの正体
３宿直室----＞私の中で　　　２アイドル、ケツが現れた------------------
ｍ　　　　　　　　　　　　　　　　 ３幽霊が現れた---＞失敗の代償


--＞１牙が生えていた-----------＞１信じられる-＞仲間だね（ゲームオーバー）
ｍ　 ２人の顔が～-＞助ける為に　 ２信じられない------＞すねる
ｍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３何とも言えない--＞すねる

--＞１信じられる----------------＞１話を続ける--------＞大事な仕事
ｍ　 ２信じられない---＞すねる　　２テレビ局に電話する-＞優秀なマスコミ
ｍ　 ３何とも言えない--＞すねる



☆おばあちゃんの警告　は隠しシナリオ「早苗は僕の婚約者」の発生条件