特別編 追加ディスク感想 1-6話目

1-6話目の中で気になった話の感想です(ﾟ∀ﾟ)
ちょっと長くなってしまったのでご容赦を。

ちなみに風間さんと細田君、福沢さんの話がないのは、
気になった話が1-6話の中には無かっただけで
ハブったわけではありませんので悪しからず。（´ω｀；）

新堂誠
＜開かずの教室＞

-「先生」の楽園-

新堂誠：『完全』は『余剰』になり、『不完全』こそが『完全』になる…
ｍ　　　　楽園を作ったんだよ。

学怖では珍しい純粋な怪談。
片手だの片足だの片目だの、コンシュマーでは
絶対にできない同人ならではの話でしょう。
こういう話は大歓迎です（´ω｀＊）

深夜に現れる幽霊教室。いるのは片手片足片目の生徒達。
両目両足両手を見せようものなら
片目を取られ、手足を一本ずつ切り取られてしまう。
「ブシュッ」という効果音も相まって結構怖かったです(´；ω；｀)

片目片足片手で行動するのは難しいのか？
自室で試してみましたが、結構難しいものですね。
片目だけをずっとつぶるのも割と大変ですし、バランスを取るのが大変です。

どうやら管理人が幽霊教室に入っても、最初のご招待で蹴躓き、
手足切断の憂き目にあってしまうようです（´・ω・｀）

棒きれとビー玉を持つのはもちろん、
眼帯をして、大きな熊手を松葉杖代わりにすると楽できそう
なんて考えてしまったのはここだけの秘密です。

机に置いた身代りが潰れるのは、
「先生」が小野寺君だけ逃したのが悔しかったからですかね？


＜団結＞

近藤君といういじめっ子と逆襲するクラスメイトの話。
始めは「近藤君といういじめっ子の話」となってますが、実態は
「近藤君といういじめられっ子の話」でしたね。

近藤君は誰ともつるんでないし、むしろクラスメイトのいじめの方が
実際のそれに近かったと思います。（・ω・）

近藤君のそれまでの非道な行いが、クラスメイトの復讐という 名の
いじめに大義名分になってしまったのですね。
いじめる側は大抵いじめるのは正当な行為だと思っている、
または思いこむ為に理由付けするものですし。

「自業自得」という、プレイヤーが多かれ少なかれ抱く
と思われる感覚も、きっと復讐としていじめをした
クラスメイト達と同じものなのでしょう。
メタ的に考えても結構恐ろしい話ですね。
（近藤君の暴君ぷりを、非現実的なまでにしたのもこの為かしら？（´・ω・｀）？）

 














新世界の神 


さて、この話では新堂さんのいじめ論が聞けます。
新堂さん（と荒井さん）の真面目な話は、実は学怖作品での
ささやかな楽しみの一つなのでうれしかったです（´ω｀＊）

選択によって変わりますが、内容を要約すると
①いじめには加害者（傍観者含む）と被害者しか存在しない
②傍観者になるのは仕方ない
③いじめられっこ興味をもったことに挑戦すべき
④「坂上、お前がいじめられても俺は助けんぞ。」

といったところでしょうか。

①はその通りだなぁ～と思いました。いじめに限ったことじゃないけど。
②に関しても納得ですが、一時的な保身にはなるけど
長い目で見ると本当に自分の為になるのか？
結局自分に返ってくるんじゃないか？
と最近になって思ったり思わなかったり。行動が性格を作ることもあるから。。。

③は新堂さんなりの防衛術ですね（´ω｀　）
私の場合、いじめられたら、さっさと大人の力を借りるに限ると思います。
別にリアル鳴神学園みたいなクズい先生である必要はないし。第三者でも良い訳だし。
そういう意味では、高木ババアの吉田君の対応は非常に賢いですね。
いずれにせよタダで死ぬことほどつまらぬ事は無し。

④は意外でした
新堂さんは、誰もが持つご都合主義や身勝手さが、具現化したような人だから、
「いじめはぁ、断じてぇ許さんぞー！俺が何とかしてやるぅ！」
なんて言う訳ないし、新堂さんがそんなこと言い出したら
困っちゃうのですが（´ω｀；）

（一応）初対面の人に「いじめられても助けない」なんて堂々と言っちゃうとは。
いじめが生死に関わると話をした後にこれですから、徹底してますねぇ。

こういう言葉って思うだけならタダだけど、
口に出したら意味が変わってくると思うのですよ。
「俺も助ける必要はないし、良心を咎める必要もない。」
と言っているようなものですからねぇ（・ω・｀）

新堂さんは人の悪意をナメきっている、というか自分が被害者になることが
頭に無いのでしょうね。この傲慢さが高木ババアや
旧作の消火器ＥＤで命取りになった訳ですが。。。


荒井昭二
＜影男＞

選択肢によって話の展開が180度変わるお話。
新山君に嫉妬する荒井さんが醜いかどうか聞かれます。

この話の荒井さんは珍しいぐらい卑屈になってますが、
ちなみに個人的に、本当に醜い人間とは、開き直りきるか、
自省しない人間だと思うので、荒井さんが醜いとは思いませんでした。

なお醜いかもしれないを選ぶと結構エグい結末になります。
おそらく影男の性質はどちらの分岐でも変わっていないと
思いますが、どうしてここまで結果が変わるんでしょうかねぇ。

それにしてもカッターナイフがこんなところで
登場するとは思いませんでしたｗ
坂上君のあまりにも冷静な反応にも笑いましたけど。

「やらせなのか？」「どうしよう、この人は頭がおかしい」
当然の反応と言えなくもないけど、
怖がりながらもどこか悪意が籠ってますね（´ω｀＊）
ある意味選択肢にふさわしい、良い反応だと思います。


＜紙袋の中身＞

紙袋を被った少年ファウストくｎ塩山君。
顔を隠しつつも人気者な彼を嫉妬する上田君は
なんとしても顔を暴こうとするが・・・。
















荒井さん観察談ですが、上田君の内面までよく
ここまで細かく知っているものだと思いましたが
細かいことは気にしないことにします(ﾟ∀ﾟ)
(紙袋の中身ＥＤの場合、もしかしたら、
かつて荒井さんが上田君の立場だったのかもしれない)

中身ＥＤでは上田君が塩山君になってしまいます。
ある意味望み通り人気者になれた訳ですが
顔を隠して言いたいことも言えないんじゃ楽しくなさそうですね。


岩下明美
＜究極の愛＞

言いたいことは１週目感想で言ってしまいましたが、
ヤンデレ岩下さんが見られる美味しい話でした。
ゲームオーバ-が多いですが、究極の愛なんて
銘が付いた話で岩下さんが暴れないはずがなかったｗ

-憎しみの呪詛-
国語のテストみたいなトラップ分岐でしたね。
うっかり選んだ人もいるのではないでしょうか。

それまでの秋保さんと舞さんの描写を無視するような
結末でしたが、岩下さんの不興を買ってしまったのが
運のつきと諦めるしかないようです。