隠しシナリオ「早苗は僕の婚約者」 ～part2～

＜発生条件＞

男主人公で福沢一話目「不思議な友達」を特定の分岐でクリアする。
かつ六話目に風間か岩下を選択すると七話目で発生。


＜感想＞

神田拓郎『・・・誰を殺せばいい。
ｍ　　　　　誰を殺せば、俺は救われる？
ｍ　　　　　・・・この中の誰か一人。お前が決めろ』


※part1の続きです
坂上君に犠牲者を選択させる首なし神田さん。

うーん、幽霊なんだから自分の仇ぐらいわかりそうなものだけどな（´・ω・｀）
まあ本人も言うように、敵討ちそのものにはあまり関心がないようですけどね。

正しい答えは「自分で決めろ」だと思いますが、
そんなこと言ったら殺されそうだし、話が進まないから仕方ないかな。

この選択は、結末に大きく影響を与えるので慎重に選びましょう。
なお自分or早苗ちゃんを選択した場合、
おばあちゃんが神田君を撃退してくれます（´ω｀）

＜岩下明美を選択した場合＞

神田拓郎「俺の首ができたよ。誰でも良かったんだ。
ｍ　　　　　 だが、運のいいことに俺を殺したやつになるとはね。
ｍ　　　　　 これでやっと救われる。」


この選択の場合、神田さんを殺した犯人は岩下さんとなり、
彼は岩下さんの首を取って去っていきます。

まあ、岩下様なら神田君を殺しかねないから驚かないですね。
むしろ黙って殺されたことの方が驚きです。だって岩下様なら、
霊にだってカッターで撃退できそうではありませんか（・∀・）

復讐が果たされた・・・と考えればいいエンドかもしれません。
しかし、元木さんの
「私は誰も死なせないつもりでいたのに！
ｘ私はそのつもりで、ここにきたのに！」
というセリフを考えると後味が悪いです。



＜風間望を選択した場合＞

神田拓郎「こんなことでは負けん！
ｍ　　　　　よくも俺のじゃまをしようとしたな。
ｍ　　　　　こうなったら、みんな道連れだ！」


この選択をすると、とある星の住人である風間さんの力によって
神田君は成仏してハッピーエンド、となります。

宇宙人の技術は幽霊を成仏させることもできるのか！（ﾟ∀ﾟ）スゲー！
宇宙人と幽霊・・・この微妙なコラボレーションが印象的です。

「あんな、ちゃらんぽらんな人はこの世に存在しなくていいんだ」
何気に選択理由が一番鬼畜な分岐だと思いました（´・ω・｀）

お婆ちゃんに逆襲されて逆上する神田君の言い回しが
ザコ臭ぷんぷんで軽くツボです（´ω｀）
幽霊はもっと重々しくないとイカンと思うですよ。



＜新堂誠を選択した場合＞

日野貞夫「俺のことを恨んで出てきたのか・・・。
ｍ　　　　　浮かばれないのも無理はない。
ｍ　　　　　だけど、お前も悪いんだ！！　
ｍ　　　　　俺のことをないがしろにするから・・・。」


神田さんに愛の告白をする日野さん。
皆が呆気に取られている間に日野さんは神田さんを連れ去るのだった。

・・・前から思っていたんですけど、なぜ飯島氏はやたらと
同性愛のネタを持ち込みたがるんでしょうね（´・ω・｀）
私は飯島氏の書くシナリオが大好きですが、
同性愛の人を笑いのネタにするような話だけは好きじゃないです。
ものすごくステレオな表現だしね。

飯島氏自体、同性愛になにか思うものがあるのでしょうか・・・ふぅ。
それとも世間の需要なんですかね。


＜細田友晴を選択した場合＞

細田友晴「嫌な人だね。
ｍ　　　　　死んでもちっとも変わってないや。
ｍ　　　　　僕に二回も殺されるなんて・・・。
ｍ　　　　　うひひ、かわいそうだねぇ。」


この選択をすると細田君が神田さんを殺した犯人になります。
細田君の首をとり、自分の首にしようとした神田君ですが

「だめだ、いくら俺を殺したやつでも、こんな首じゃ俺は救われない！」

と言って首を捨ててしまいます。
すると首だけになった細田君が動きだし・・・。

ホラーというよりは、ブラックジョークといった方がよいエンドです。
こんな首ってひどい言い草だなぁ・・・（´；∀；｀）プッ
よく考えるとグロい話なのに、二人のコントについ吹いてしまいました。



＜荒井昭二を選択した場合＞

荒井昭二「そういってもらえて嬉しいよ、坂上君
ｍ　　　　　 これで、僕も救われる・・・。」


大半が神田君の関係者であった語り部のなかで、
一人だけ無関係だった荒井君。
坂上君は彼に秘密があるのでは、と好奇心を持ちます。
すると神田さんに荒井君を犠牲に選択したと決められ・・。

荒井君を死なせてしまったことに責任を感じた坂上君。
最後には彼の死体に進んで殺されることを選ぶのでした。

ああ、なんという鬱エンド・・・。・゜・（つД｀）・゜・。

救う、救われる・・・という言葉が印象的でした。
殺された者は誰かを殺さないと救われない・・・。

普通、救われるという言葉は希望の言葉ですが
この話では絶望的なイメージの方が強かったです。

荒井君の首を取って救われた神田君。
坂上君を殺して救われる荒井君。
坂上くんは一体誰に救ってもらうのでしょうね・・・。



＜福沢玲子を選択した場合＞

元木早苗「まだよ。
ｍ　　　　　まず坂上君が犠牲になって、
ｍ　　　　　ここにいるみんなを助けなきゃいけないの。」


福沢さんを犠牲に指名した坂上君。
しかし、神田さんは部室にいた語り部全員に同じ質問をしたらしく
坂上君以外の全員が彼を指名した模様。

多数決の結果、犠牲になることになった坂上君は
元木さんの助けを期待するのだが・・・。


元木さんの恐ろしさが一番現れている分岐かと。
首をねじ切られる坂上君を、
微笑みながら見つめる姿はなんとも不気味でした((；ﾟДﾟ)))ヒィィ

どうやら彼女は助ける＝魂を口に収めるという意味で部室にやってきたようです。
福沢一話目の時の恐怖が、こんなところで発揮されるとは・・・。

この分岐の早苗ちゃんはものすごいお節介ですね、本当に。
私だったら生涯口に入れられるぐらいなら、さっさと成仏させて欲しいけど
どうなんでしょうかね。

早苗ちゃんは坂上君を口に収められて幸せ。
語り部達は神田君が成仏し、坂上君に復讐される心配もなくて幸せ。
と、（坂上君以外にとっては）ハッピーエンドと言えるかと。

福沢さんを犠牲に指名した時点で文句を言える立場ではないとはいえ、
なんとも理不尽で悲惨な結末だと思いました。


＜早苗ちゃんとお付き合い＞

坂上修一「本当に僕と早苗ちゃんが結婚するかどうかは、
ｍ　　　　　まだ先のことだからわからない。
ｍ　　　　　けれど、今は彼女を大事にしようと思う。」


首なしの七人目のグッドエンドを迎えた場合、
最後に早苗ちゃんと坂上君の後日談が語られます。

なかなかうまくいっているらしく、何とも微笑ましいです（´ω｀）

人間の理解者が増えてくれば、早苗ちゃんも
お婆ちゃんばかりに頼らないようになるかもしれない、
なんて余計な期待をしてしまったのはここだけの秘密です。

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簡潔フローチャート

どちらでも可---＞どちらでも可---＞どちらでも可---＞どちらでも可---------

----＞◎１君と結婚するよと、心の底から言う（２と同じ）
ｍ　　　  ２君と結婚するよと、嘘でも言う------------＞首なしの七人目ルートへ
m　　　  ３そんなこと約束できないという------------＞最後のお願いルートへ



～最後のお願いルート～

１うん-----------------＞おばあちゃんお引越し
２聞けないよ----------＞いい先輩


～首なしの七人目ルート～

どれでも可---＞１信じてるよ------------------------------------------
ｍ　　　　　　　　　２信じられないよ（１と同じ）
ｍ　　　　　　　　　３結婚は考え直そう、君はおかしい------------------


------＞１岩下明美------＞神田君の復讐
ｍ　　　　２風間望-------＞いい男の謎
ｍ　　　　３新堂誠-------＞お前はだれにも渡さない
ｍ　　　　４細田友晴----＞僕に二度殺される
ｍ　　　　５荒井昭二----＞救ってくれる人
ｍ　　　　６福沢玲子----＞皆の嫌われ者
ｍ　　　　７自分----------＞坂上君の覚悟
ｍ　　　　８元木早苗----＞虫の良い話


------＞１嘘じゃない！-------------------------------------------------
ｍ　　　２嘘だったんだ・・・---------------＞裏切りの代価

--------------------------------＞今は大切にしよう
ｍ　　（◎で２を選択した場合）---＞裏切りの代価



※青字はグッドエンド、赤字はバッドエンド。