隠しシナリオ「風間VS荒井」

＜発生条件＞
風間四話目「霊媒師」を特定の分岐でクリアする
かつ五話目に荒井を選択すると発生。

＜感想＞

荒井昭二「・・・風間さん。
ｍ　　　　　下級生の僕がこんなことをいうのも何ですが、
ｍ　　　　　正直いって、僕はあなたのことが嫌いです。
ｍ　　　　　何ですか、今のふざけた態度は。」


荒井さんと風間さんが繰り広げる戦いを催した隠しシナリオ。
なかなかボリュームのある内容になっていて、
お気に入りの話の一つです（´ω｀＊）

荒井君は意外に感情で動くタイプだと確信させた話でもあるので
個人的にはキャラ付けの意味でも重要な話です。

荒井さんが風間さんにケンカを売るところから話は始まります。
主人公がどちらの肩をもつか、どのタイミングで止めるかが
展開のミソになります。

当然相手の肩を持たれたほうは面白くないわけですが、
それが荒井君の場合、ロクなことにはなりません。
荒井君を怒らせると怖いですねぇ。くわばらくわばら。

まあ、私は電波成分が強いとはいえ、七不思議の集会に参加している以上
荒井君の言っていることはもっともだと思うので、
素直に荒井君の肩を持ってしまいました。

ゲームオーバーが多い、というのもこの話の特徴でしょう。
なんと１３ＥＤ中８ＥＤがゲームオーバーです。
選択肢をランダムに選ぶと仮定すると、
ゲームオーバー率、実に約６４％！なんという嫌がらせｗ

しかも分岐によっては死体処理の手伝いまでさせられてしまいます
これは狂っていますねぇ。あひゃ(ﾟ∀ﾟ)ひゃひゃ！


－坂上か倉田かー

実はこの話、主人公の性別によって若干内容が変わります。
主な変化ポイントは次の通りです。

・風間の主人公へのセリフの変化
まあ、これは特に説明は必要ないでしょう。
女主人公には「マイハニー」とか言ってくるわけです。

・七不思議なんてたくさんＥＤの内容の変化
悪霊を撃退する為に犠牲が必要になる、という話の上で
男主人公は本人が生贄にされそうになりますが
女主人公は日野さんが生贄にされそうになります。

これらは普段、女性への振る舞いが特殊な風間さんの
性質を考慮した上での変化でしょう。




＜触れてはならないこと＞

風間望「しょうがないな、
ｍ　　　この企画を穏便に潰そうかと思っていたけれど
ｍ　　　そうは、いかないみたいだ。」


霊の存在を証明する為に、撃退する荒井さん。
しかし彼の手にも負えない大物が現れて・・・。

風間さんがとんでもなくカッコイイＥＤヾ（´∀｀＊） ﾉ
いままでのふざけた振る舞いがすべて集会を中断する為の演技だったとは・・・。
なんて恐ろしい人なんだ・・・風間さん。
それまで単に変な人だった彼が、とても怖い人に思えました。

大物の悪霊を撃退した風間さんは
「君達、この企画はここで中止するんだね」
と言い残し、去っていくのだった。


＜七不思議なんてたくさん＞

荒井昭二「大変です。この部屋に張ってあった結界を、
ｍ　　　　　霊が風間さんを媒体にしてやぶろうとしているんですよ。」

荒井さんは、今までの暗く内向的な性格から一変して、
精気をみなぎらせている

部屋に霊が押し寄せてくるという危機的状況に置かれてしまった主人公達。
霊を退散するには一人の命が必要だというのだが・・・。

危機的状況なのに元気になってしまう荒井さんｗ
「精気をみなぎらせている！」
のくだりに吹いてしまったのはここだけの秘密です（´ω｀＊）

ここは主人公の性別によって若干内容が変わるのは上記の通りです。
犠牲になりたくない風間さんは必死に主人公か日野さんを犠牲にするよう
促すのですが・・・。


－自責の念－

ｍ　　　私は新聞部をやめた
ｍ　　　一時でも、日野先輩を犠牲にしようとした自分が嫌で・・・。
ｍ　　　もう、七不思議なんてたくさんだわ。


一度は自分が犠牲になる、と決めながら
日野さんを犠牲にする、という提案に反対しなかった倉田さん。
彼女はそんな自分が嫌になり、新聞部を止めるのだった。

ああ、これはちょっと切ない・・。
悩むのも当然でしょうが、これは仕方ないことだと思います。
倉田さん、お疲れ様でした。

男主人公だと見れませんが、感情表現が多いという意味で
いいＥＤだったと思います。



＜命が燃えゆく光景＞

ｍ　　火の玉と化した羽虫が、いくつもぶつかってシャツを燃やす。
ｍ　　耳元で渦巻く炎の轟音で、何も聞こえない。
ｍ　　僕は炎に包まれた。
ｍ　　嫌だ！こんな死に方は嫌だ！！


死体処理ルートの結末の一つ。
このルートは、まあ当然ですが必ずゲームオーバーになります。

荒井さんを殺してしまった風間さん。ここで話が終わっても良いものの、
その後の話まで展開するなんて凝っていますねぇ。

「荒井が死んだのは止めなかった君達にも責任がある。」という風間さん。
主人公と他の語り部達はそれに同調してしまうのですが、
我の強い彼らがよく承知したな、と思いました。

細田さんや福沢さんは妥当だとして、新堂さんは微妙ですね。
それに岩下さんは「関係ない。」とそっぽむいてしまいそうなものです。

こうしてすぐ側にＥＤでは主人公は荒井君に憑かれてしまいます。
最後に真っ青な荒井君が表れてビビリました(((ﾟДﾟ；)))ひいぃ

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フローチャート

１止める-----------------------------------------------------------
２もう少し様子を見る----------------------------------------------

---＞１謝った-------------------＞当然の報い
ｍ　　２謝らなかった-------------＞僕の中の悪霊(ゲームオーバー)

---＞１止める-----------------------------------------------------
ｍ　　２もう少し様子を見る----------------------------------------

---＞１止める-------------＞七不思議なんてたくさん(ゲームオーバー)
ｍ　　２止めない-----------------＞死体処理ルートへ

---＞１止める------------------------------------------------------
ｍ　　２もう少し様子を見る-----＞触れてはならないこと(ゲームオーバー)


---＞１風間さんの肩を持つ---------＞僕の謝り方
ｍ　　２荒井さんの肩を持つ--------------------------------------

---＞１はいと答える---------------------------------------------
ｍ　　２嫌だと答える---------------------------------------------

---＞１はい------------------------＞七不思議の代わり
ｍ　　２見なかった------------------＞嘘の報い

---＞１はいという------------------＞運命の終わり(ゲームオーバー)
ｍ　　２嫌だという------------------＞トリック


－死体処理ルート－
１足を持つ------------------------------＞ブラックアウト(ゲームオーバー)
２腕を持つ----＞１息をしているか確かめた-----＞殺人犯(ゲームオーバー)
ｍ　　　　　　　　　２心臓が動いているか確かめた-------------------------

---＞１風間さんを助ける--------------＞こうしてすぐ側に(ゲームオーバー)
ｍ　　２荒井さんを助ける--------------＞命が燃えていく光景(ゲームオーバー)