岩下四話目 「かくれんぼ」

＜発生条件＞

女主人公で岩下を四話目に選択する

＜感想＞

子供の霊「ねえ、おねえちゃん、ママ知らない？」


岩下さんが語る四話目。
大きく分けて、切ない話と純粋な怪奇物語の二通りに分岐します。

切ない話分岐のやり切れない内容がとても印象的でした。
というよりも何も考えずにプレイした頃、「興味なし」ばかり選んでいたので
怪奇物語のほうの分岐は、全く知らなかったのが本当のところですが。

今回は印象深かった切ない話の感想を書きたいと思います。

今回の岩下さんは虫の居所が悪いのか、
珍しく倉田さんに高圧的な態度をとってきます。
イライラが続いたらあなたを殺すかもしれないとまで言ってくるので相当ですが、
わざと神経を逆なでするような回答を続けても
ゲームオーバ－にはならないのでご安心ください（・∀・）

「こんな集まり興味ない。今すぐ帰りたい。」という岩下さん。
「どうぞ（お帰りください）」と返事しても、なんだかんだで帰らず、
ちゃんと話をしてくれる彼女はツンデレですねｗ
バッドエンドを期待していたのになぁ。



＜えげつない話＞

青木尚「先生、僕も殺すんですか?
ｍ　　　あの日の子供みたいに・・・。」

主任「ああ、そうだよ。お前も殺してやる！
ｍ　　俺はなあ、今彼女と結婚して、幸せなんだよ。
ｍ　　誰にも邪魔されたくないんだよ!!」

好きな女性と結婚するために、
その子供を邪魔者として殺した学年主任。
目撃者であり、すべてを確信した尚君をも殺そうとするが・・・。

12歳対象ゲームとしては、確かにエゲツない話でしたね（´・ω・｀）
子供もそうですが、相手の女性がとても気の毒に思えました。
子供が行方不明になり、（事実はどうであれ）支えてくれる人である
主任を亡くした、彼女の心境はどのようなものなのでしょうか。

ちなみに異性を得るためにその子供を殺す
というのは、動物の世界では珍しいことではないです。

＜興味ある人は＞
リンク：子殺し－Wikipedia
検索ワード：「ハヌマンラングール　子殺し」
ｍ　　　　　　「Mail Lion kill cubs」※残酷映像につき注意

人間も動物ですから、こういう一面が実在してもおかしくありません。
もちろん、倫理など独自の社会システムを持つ人間として
主任のやったことは認められないのが当然でしょう。

さて、子供の頃に自分を脅したおじさんを炙り出すために
噂を広めた尚君。大好きな岩下さんの前だからかもしれないのですが
彼はさっぱりした好青年のようです。

どちらかというと好みなので早々に転校してしまったのは残念でした（´ω｀＊）

しかし、本人に自覚があるのかないのか微妙なところですが
おじさんを炙り出す為に、クラスメイトを巻きこむことも厭わないところが
恐ろしかったです。



＜あなたならなんて答える？＞

岩下明美「教えるべきかどうかなんて知らない。
ｍ　　　　　何が正しいなんていえないの。
ｍ　　　　　ただ、私は教えるつもりなんてなかった。
ｍ　　　　　だってめんどうじゃない。教えてあげる筋合いもないし。」

子供の死体が埋められていると思われる場所を発見する尚君と岩下さん。
尚君はこのことを秘密にしないかと提案するが・・・。

母親に子供の遺体の在処や、夫（主任）のことを教えるかどうか
という問いですが、これは難しいですね（´・ω・｀）
「わからない」を選択しましたが、個人的には子供の遺体の場所だけ
はこっそり教えた方がいいのでは、と思いました。
行方不明が死亡扱いになることは、母親にはショックでしょうけど…。

「面倒じゃない。」とはっきり言い切る岩下さん。まあ彼女ならそういうでしょうね。
「無関係な面倒事には関わりたくない」は当たり前の心理だと思うので
この発想自体は別になんとも思いません（・ω・）

仮に遺体の場所を匿名で教えたとしても、バレてしまえば
冤罪にはならないでしょうけど詰問は免れません。
そういう意味で、何も行動しないのが賢明でしょうから。

まあ、それを口に出してはばからないというのは、
また別の人間性の問題ですけどね。

この話は冷徹で感情移入をまったくしない岩下さんだからこそ、
成立し得る話だと思いました。
他の語り部だと何らかの感情が入ってしまい、
全く異質の話になってしまったかもしれません。

※しばらくの間更新をお休みしますｍ(_　_)ｍ

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フローチャート

１どうぞ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞１できる‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
２帰らないで(1と同じ)　　　　 ２できない
３この人怖いわ(1と同じ)

‐‐‐＞１面白がって試す‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
、　　　２話を聞くだけ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
、　　　３興味なし(2と同じ)

‐‐‐＞１探した‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞１悪いという‐‐‐‐＞僕と同じに
ｍ　　２探さなかった(1と同じ)　　２悪くないという‐＞もう逃げられないように


‐‐‐＞１旧校舎‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞１思う‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　　２どこかの倉庫(1と同じ)　　２思わない(1と同じ)
ｍ　　３屋上(1と同じ)

‐‐‐＞１クラスメイトをケガさせるため‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　 　２学年主任を困らせるため(1と同じ)

‐‐‐＞１なんだかかわいそう‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　　２怖い(1と同じ)
ｍ　　３どこに行くのかしら(1と同じ)

‐‐‐＞１知りたい‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　　２知りたくない‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞聞かない方がいい話

‐‐‐＞１教えるべき‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞今でも…
ｍ　　２教えない方がいい(1と同じ)
ｍ　　３わからない(1と同じ)