荒井七話目「人形の生贄」 -生贄編-

＜発生条件＞

荒井を六話目に選択し、クリアすると七話目に発生

＜感想＞

ｍ　　　　　・・・それからだった。
ｍ　　　　　僕が、よく人形を見るようになったのは。


様々な設定・物語が内包されている、荒井七話目「人形の生贄」

ＳＦＣ版と比べて大幅な追加がされたこのシナリオ。トラップもあり、
何も知らないでグッドエンドを迎えるのは難しそうです（・ω・）
※なお、男主人公でないと見れないＥＤもあるので男主人公でプレイすることをお勧めします

しかも一応グッドエンド扱いでも、実は何も解決していないような話
後味の悪さや不気味さを残す話もあるので、ハッピーエンドは本当に
限られたものだと思っていいでしょう。
（特に「夢ではなく始まりＥＤ」は独特の不気味さがあって良いです（´ω｀　）　）

さて、今回はオーソドックスな校長＝荒井君の父親設定の
話の感想をメインに書きたいと思います(ﾟ∀ﾟ)

―息子の為に―

荒井校長「なぁに、何も怖くない。怖いことは何もないんだ。
ｍ　　　　　お前が死んでも、すぐに生まれ変われるのだから。
ｍ　　　　　昭二のために、死んでおくれ！」


十七歳の若さでこの世を去ることになってしまった荒井昭二。
父親である校長は息子を蘇らせる為に、
悪魔と生徒を生贄にする契約を結んでいた。

日記帳を見て、まず校長の奥さんの話が全くないことが気になりました。
奥さんはどうしたんでしょうね（・ω・｀）
単に眼中にないのか、別れたのか、もう亡くなっていないのか・・・。

いずれにせよ、校長先生にとって荒井君は大きな存在で
唯一の拠り所と言える存在だったのかもしれません。
そういう背景に考えを巡らせると、とても気の毒に思えるし、
校長の行動は理解できなくもありません（・ω・｀）

しかし私としては
「自分の子の死を受け入れられない為、人様の子を殺し続けた。」
という、冷めた感覚でこの話を受け止めてしまったことも否定できません。
契約の結果として死ぬことが多い校長ですが、同情する気持ちは起こりませんでした。

さて、伝説の阿波踊りを踊りながら
ゴルフクラブで襲ってくる校長先生。真面目な場面なのに
「ゴルフクラブ持ってないじゃん！（汗」
などと、しょうもないツッコミをしてしまったのはここだけの話です（´ω｀＊）
※というか、あれは人を襲うポーズじゃないですなｗ


＜選ばれたのだから＞

先生方「・・・そうか、今年は君だったのか。」
ｍ　　　「駄目じゃないか。選ばれたんだから。」
ｍ　　　「君に逃げられると困るんだよ。
ｍ　　　学校の発展も契約に入っているんだから。」


ゴルフクラブを掻い潜り、職員室へ助けを求めた主人公。
しかし先生方に羽交い締めにされてしまい・・・。

黙認どころか積極的な協力者だったことが判明する先生方。
まったくとんでもない学校ですねぇ（´・ω・｀）

まあ、公立でたまたま異動先だった、とかならまだしも
（多分）異動のない私立にも関わらず、こんな怪しげな学校にずっと居られる
ような人種はおのずと知れるから、当然の帰結と言えなくもありません。

校長に殺されてしまう主人公。
頭が潰れる音と、最後のうめき声が生々しかったです（´Д｀；）うへぇ


＜こんなに想ってくれたこと＞

荒井昭二「父さん、ありがとう。でも、もういいんだ。
ｍ　　　　　僕は父さんにこんなにしてもらって嬉しかったよ。」


校長＝親父ルートのことを書くなら、この分岐は外せないでしょう。
主人公を殺そうとした校長の前に、荒井君が現われて・・・。

いわゆる切ない系の話でした(´；ω；｀)
主人公が生還しながらも校長が死なない、という意味でも珍しいＥＤです。
前に生贄にされた生徒達には気の毒だけど、一番ハッピーエンドに近いＥＤかと
校長先生もいつか納得できる日が来るといいですね。

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フローチャート

※前半は分岐に影響が無いため略


１福沢玲子(最初に選択)‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞人間の心理
２岩下明美(二回選択)◇‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞最後の一人だったはずなのに
３新堂誠
４風間望
５細田友晴(二回選択)◇‐‐‐‐‐‐‐‐＞トレード
６清瀬尚道(二回選択)‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞気がつけば人形
(全員選択済み)‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞１確かめよう‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２忘れよう(１と同じ)


‐‐‐＞１このまま死ぬのを（ｒｙ‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞涙の温かさ(ゲームオーバー)
ｍ　　　２出来る限り、人形と（ｒｙ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　　　３誰かに相談してみよう(２と同じ)
ｍ　　　４もう一度学校にいってみよう(２と同じ)
ｍ　　　５何をしようと無駄な努力だ‐‐‐‐‐＞涙の温かさ(ゲームオーバー)


‐‐‐＞１入る‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　　　２入らない‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞受け継がれた契約

‐‐‐＞１棚(二回目)‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞一流の進学校
ｍ　　　２机(３を選択した後)‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　　　３机の上
３　　　 ４傘立て
ｍ　　　５洋服ダンス(二回目)‐‐‐‐＞彼らの仲間


‐‐‐＞１傘立て‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞夢ではなく現実
ｍ　　　２棚‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞こんなに想ってくれたこと
ｍ　　　３机の下‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞抱きつくように
ｍ　　　４洋服ダンス‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　　　５校長室の外‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＞選ばれたのだから


‐‐‐＞１タンスをたたく(３と同じ)
ｍ　　　２タンスを倒す(３と同じ)
ｍ　　　３タンスに耳を押し付ける‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ｍ　　　４ほかの場所に逃げる‐‐‐‐＞最後の選択(ゲームオーバー)

‐‐‐＞１人形の割れた頭に（ｒｙ‐‐‐‐＞いまだ見る人形の悪夢
ｍ　　　２人形の首を引き抜く(１と同じ)
ｍ　　　３日記帳を破る(１と同じ)
ｍ　　　４校長のなれの果ての砂を人形にぶつける(１と同じ)



※青字はグッドエンド、赤字はバッドエンド
ただし(ゲームオーバー)となっているＥＤは「そしてすべてが終わった」となる。

◇男主人公、かつ岩下一話目で特定の分岐でクリアしないと発生しない
◇男主人公でなければ発生しない